2012年12月29日土曜日

地蔵

大好きな歌うたいが再びやってきた。
来るなり寝込み
帰るときには見事な復活。

そして最後の晩には
ピアノと歌で新しい曲を奏でてくれた。

この人は傘子地蔵さんかもしれない。




2012年12月19日水曜日

なんでもの木

選挙が終わって、少しはわかっていたとはして悲しい結果で。

選ぶ。
何を食べるか、何を着るか、何を見るか、何を信じるか。
日々、選ぶ。
しかもその選ぶ視点をこれまでよりも遠く遠く、近く近く見る。
その選択の目を少し遠くへ近くへ。
何処から来たか、何処に行くか考える。
深く潜るようでいて実はシンプル。

2012年12月12日水曜日

ラブレター

鞆の津ミュージアムまで。
この方の作品は総てラブレター。
愛の塊。
やられました。



2012年11月22日木曜日

展示を見に ふらりと駆け込んだ百島が良い島だった。
もうひとりの作品の青が好きだ。

この世界に青色があって良かった。


2012年10月14日日曜日

灯台訪ねて三千里



久々の嬉しい友が来て、楽しい日々。
返事は大事。自己完結はいけないと反省。
崖の上のお寺と灯台を訪ねて、途方もない遠回り。
なかなかエキサイティングでした。


2012年9月16日日曜日

ねっこ

山の上で、工事の為ひっぺがされた紫陽花の根を拾って帰る。
寄り道をしようと思っていたけど、ねっこを持ってた為寄れなくなった旨をメールする。
「ねっこを拾ったから今日は寄らずに帰ります」
「それは大変。どうするの??大丈夫?」
「?」
おかしいなと思ったら、猫を拾ったと思われていた様子。
猫、根っこ、ねっこ。
春になって葉っぱがでるといいのだけれど。

2012年9月6日木曜日

無花果

無花果が大好きです。
大好きで、無花果の季節がいまいち覚えられない。
春になっては、そろそろ食べたいなあと思い
夏になっては、夜風にふかれ食べたいなあと呟き、
秋になっては、見つけては食べ見つけては食べ
冬になっては、懐かしく思い
喉元すぎればなんとやらで、私の中で年中思って年中シーズン。

2012年8月31日金曜日

似顔絵仮面

OPEN STUDIO ON AIR
の一環としてハライソで似顔絵仮面を作らせて頂きました。
金曜日の昼下がりから、真夜中まで。
喋る人、見つめ返す人、日々のこと、これからのことを話したりしながら
ちょきちょきばりばりと手を動かす。
楽しい時間をありがとうございました。
        











2012年8月30日木曜日

夏の終わりに


 最終の船に乗って、友人の祖母宅へ。
対岸に見える糸崎の町。電車が通ると千と千尋のワンシーンのように暗闇に浮かぶ。
 夏に間に合った、贅沢な花火。
海には夜光虫。青い光。メキシコのプエルトエスコンディード近くの砂浜を思い出す。
間違ってバスを降りてしまい、宿情報もなく通りかかった海の家みたいなところのハンモックに泊めさせてもらった。自称ボブ・マーリーだという心優しい青年のとんでもないボブの弾き語りを聞き、見せたい場所があると連れて行かれた岩を登って降りると永遠に続きそうな長い砂浜があり、走ると足形に夜光虫が光っていた。そして岩場に洞窟があり、小さなマリア像に蝋燭が灯されていた。そんな夜があったなあと。
 佐木島、とても良いところでした。

2012年8月21日火曜日

お墓参り

 お盆にまにあわず、遅ればせながらの墓参り。
来れてよかった。
来られてよかった。
海にも若干浸かれて、汗疹がいっぺんに回復。
小さい頃、海に浸けられたのはやはり正しかったのだ。

2012年8月16日木曜日

干す

もう8月中旬。先送りにしていた梅をやっとこ土用干し。
紫蘇がうまく廻らず、何故か不思議なグラデーション。
よく漬かった梅は、柔らかく部屋に良い香りを運んでくれました。

2012年8月1日水曜日

月ふたつ

真ん中上部に見えるはなにかな。宇宙船かな。月がふたつかな。

2012年7月30日月曜日

深海

ずっと開けれなかった木の大きな扉を開いてあるお店へ。
店中に海が拡がる。
天井もテーブルもマスターの胸元もアイスクリームの器も、貝!貝!貝!
回転するレコードも蓄音機も、夢に出そうな深海だった。

2012年7月22日日曜日

海辺のはなし

海辺ではなす
船がいきかう

灯りが水面に

魚がはねる
歩くとばったり

鳥がのぼる

海岸通り

2012年7月12日木曜日

島の美術館

豊島美術館へ。
開館時間前に到着。雨はかろうじてまだ降ってない。
美術館の周りの植物も空気も一体になっている。
母型。その内部には一滴、一滴、泉ができていく。
鑑賞する人も、声も、上空を飛ぶ鳥も、風も取り込んでひとつになってゆく。

雨が降ってきた。
霧雨のような小さな粒が降り積もって流れになってゆく。
立ち上がって見た、水の溜まりと流れの軌跡はまるで
どうしようもない、でもどうしても美しいこの世界の秘密の地図のようだった。

2012年7月10日火曜日

ばったり

この間、久々に双子のたまごに
出会った。

いつもの喫茶店、本から目を上げると
窓の外を丁度、友達が横切る偶然。

海辺で暫しお話。
明日のたまごはどんなかな。

2012年7月8日日曜日

両の手

今週の雨はなかなか激しい。
我が家は、まるで川の側にあるかのようにせせらぎが止まない。
裏山の斜面を伝って、家の裏の岩に伝い続けているのだ。

先週から右手が痛み、腱鞘炎だということ。
左利きを通してきたが、日常に右手の出番は思ったより多いことを思い知った。

大事な両手。

蚊取り線香の燃え方が美しかった。

2012年7月4日水曜日

ただいま

紫陽花がもりもりと。
ハーブがわさわさと。
トマトがコロコロと。
ミモザと蔦はたまに通せんぼを企む。
握手なの?

2012年6月29日金曜日

見れた

PINAやった見れた。
眼鏡をかけて。
ダンサーが飛び出す。繰り返す。水しぶき。土。モノレール。光。
全身で表現するということはなんでこんなに身体を震わせられるんだろう。
形は違っても、同じ身体を持っているからだろうか。
美しい横顔。

2012年6月12日火曜日

ハナビ

映画館へ。
大林監督の映画は、高校の授業の題材だったりいろいろみてきたけど
ここ数年でやっと興味が出てきた。画云々ではない、走り込みきった感じに唸る。

2012年6月8日金曜日

ねこのねごと

梅雨入り、しとしと雨なので音も消して窓を開けて作業していたらば、
どこか近くで寝息が。時折、いびきも混じる。
下を見ると窓の下、私が落として忘れていた布の上で昼寝中の模様。

2012年6月5日火曜日

パクチーと種をもらった。
ひまわり。
マンモス。
今年の夏はマンモス。
新月の晩にでも植えてみましょうか。

2012年6月1日金曜日

緑にまみれる


ずっと行ってみたかったがひとつ叶った。

 一年に二晩だけ咲く花の香りはどんなだろう。

2012年5月9日水曜日

青い惑星

「メランコリア Melancholia:::Lars von Trier」
予告編のあまりの美しさに心待ちにしていた映画。
オープニングの映像に奪われる。この監督の映画は、胸を引き裂かれるようなものばかりだけど今回は少しばかり違った。青い光の惑星浴。終末の時にも手で目を覆うのでなくその両の手を分け合う力。不思議と絶望感の残らない映画だった。

2012年5月5日土曜日

北斎の青

尾道の美術館へ浮世絵を観に。
人が溢れる。
北斎の浮世絵の青のグラデーションが余りにも美しく溜息。
濃紺、紺、藍、碧、水、青、青。
鉱物の色、でも空の色、会ったことある色。

2012年4月26日木曜日

南の国から来たブンガ・トゥランの花が染めた水の
鮮やかなこと。
青く光る夜。ブルー、ルー。

2012年4月12日木曜日

動くものたち

色々、総動員してちょっとしたアニメーション作り。
カメラの中で、そわそわわさわさと動くこの子たちに感激。

2012年4月2日月曜日

夜なべ

これからもうすぐ生まれてくるあの子に、あの家族になら熊か宇宙人の人形だろうと
作り始めたらこんな子が。仕上げをしていたら、「ブードゥードール?」と訪ねられたけれど、黒魔術的なものは込めてない、ただただもうすぐ会える楽しみを込めてます。

2012年3月25日日曜日

夫婦鹿

大事な友達の大事な人へのお祝いのお品の依頼。
会ったことはないけれど、彼女にお二人のストーリーを刻々と聞いて
会ったことあるような気分で作りました。
ハレの日、おめでとうございます。
いつかお会いできると良いな。

2012年3月1日木曜日

姉弟愛とたまねぎ

あるところに、魔法のたまねぎがありました。
弟は、姉さんの誕生日にそのたまねぎをプレゼントして
「1週間、毎日話しかけるんだよ。」と伝えました。
姉さんは、その言葉の通り毎日たまねぎに色んなお話をしました。
たまねぎは、夜な夜な喜んで少し光って歌いました。
1週間後、たまねぎは開き、中から小さな姫が現れました・・・
という本当にあったお話し。

2012年2月4日土曜日

節分、恵方巻きならぬ「恵方大福」
迫力がある佇まい。
前厄なので、四つ辻で豆を放つ。